焼酎とは
一言で焼酎といってもよくわかりませんよね。(僕もそうです)自分の理解のためにも、ここに整理しておきたいと思います。(素人によるかなりざっくりとした解釈になりますので、予めご了承ください。)
そもそも焼酎って・・・?
焼酎とは、そもそも酒税法で定義されている言葉で、蒸留酒の中の一種だそうです。(なぜ焼酎と呼ばれることになったのかは調査中です。。。)
分類がよくわからないので、下記のように整理してみました。(※鹿児島民目線です)
“焼酎甲類”と”焼酎乙類(本格焼酎)”の違いについては、
・焼酎甲類 → 連続式蒸留焼酎 → アルコール度数高いもの → 蒸留が多いから原料の風味とかはあまりなくなる(クセがない)
・焼酎乙類 → 単式蒸留焼酎 → アルコール度数45%以下のもの → 蒸留工程が一回 → 原料由来の風味とかが残る(個性的な味わい)
鹿児島で焼酎というと、一般的には焼酎乙類(本格焼酎)のことを指すと思います。昔はよく芋臭いとか言ってましたよね。
銘柄には個性があるので、酒蔵さんに眠るストーリーも感じながら味わいを楽しんでもらえたらと思います。
また当ブログでは、各種銘柄についても個人の偏見と独断でレビューをしていきたいと思いますので、ご参考になれば幸いです。
鹿児島ってなぜ焼酎の文化があるの?
鹿児島というと”焼酎”という言葉がよくでてくると思います。ですが、なぜ鹿児島では焼酎、特に芋焼酎が有名なのでしょう?
それはズバリ、、、軍備の近代化に向けた取り組みがあったからです。
軍備の近代化にはアルコール(エチルアルコール)が必要であったとのこと。何に使われるかというと、銃の発火剤。
焼酎を利用してアルコールを量産したいが、米ではコストがかかりすぎる、また鹿児島の土地(シラス台地)に米の栽培があっていませんでした。(その時は米焼酎が主)
時を経て沖縄から持ち込まれたサツマイモの栽培に成功し、鹿児島の土地にあっていたことから薩摩藩がサツマイモの栽培を推奨し、鹿児島県に広まっていました。
そして当時の島津斉彬は、サツマイモを利用して芋焼酎を制作しアルコールを作れないか試したところ成功させることができ、軍備用として芋焼酎が作られていきます。
やがて飲料用としても製造方法の改良を命じます。そしてそこでできた飲料用の芋焼酎が薩摩から全国へ広まっていったのです。
つまりは、工業用アルコール製作のための焼酎を、飲料用にしたものが鹿児島に伝わる芋焼酎ということのようです。